某Aさんが臨也さんを好きで好きで、臨也さんはそんな帝人君を弄ぶのがいいみたいなことを呟いていたのを悶々と考えてたらこういう話が沸いた。
三日間だけ臨也さんを買いたい帝人君。
「臨也さんって一日いくらで買えますか?」
「……俺単品だったら帝人君は知り合いだし、多少割引してあげるけど新宿の情報屋なら高いよ?」
「臨也さんでお願いします」
ってことでせっせと溜め込んでた貯金で臨也さんを買うことができた帝人君。
何してくれるのかなーってテカテカしながら帝人君に付き合うんだけど、帝人君がすることは一緒にご飯食べたり、DVD見たり、ただしゃべるだけだったりというありきたりなことだけ。何か探ってるのかそれとも興味本位なのかわからないけど最終日にわかるだろうと思って全部そこそこ楽しめるのが臨也さんです。ね。
それで最後の日に帝人君がシティホテルに臨也さん呼び出して、「僕を抱けますか?」って聞くわけです。臨也さんはちょっと驚くんだけど、上から下まで帝人君を見て、抱けないことはないと思うと答えます。
「そうですか。もし無理だって言われたら僕が臨也さんにそうするつもりだったんですけど」
って言われてちょっと顔引きつらせればいい。
「どんな風に抱かれたいの?」
「そんなにバリエーションあるんですか? ……臨也さんのいいようにで結構です」
とかなんとか話をして、小道具も全部用意してた帝人君がまあ臨也さんに抱いてもらいつつ、最中に泣き出したりして、その泣き顔がちょっと可愛いかもしれないとか感じるようになるわけです。
この三日間が終わったら帝人君の三日間を買ってみたいなと思ったり思わなかったり。
で、致した後にタイムリミットまであと5分というところでシャワーも浴びて身だしなみを整えた帝人君がベッドでごろごろしてる臨也さんに正座して、お話がありますと切り出します。
「僕を振ってもらえませんか?」
「……は?」
「今から臨也さんに告白するので振ってもらいたいんです。できればこっぴどく、再起不能になるくらいでお願いします」
突然の帝人君のお願いに眼を瞬かせて何もいえないでいると帝人君が今までの態度が嘘みたいに、かなり必至な形相で好きです、と告白するわけです。
すごくすごく好きです、どうしようもないくらいに好きです。だからあなたにきちんと振ってもらいたいという帝人君を見ながら、臨也さんは「何でわざわざ俺に言うの。勝手に諦めたらいいじゃない」とかぬかすわけです。
「そうできたら一番だったんですけど……」
「ふぅん? 自分で諦めをつけれないくらいに俺が好きなわけ?」
「……そういうことに、なりますね」
帝人君はこの三日間臨也さんと恋人ごっこをして踏ん切りをつけるつもりが逆にもっと好きになっちゃって、臨也さんはお遊びだから付き合ってくれただけだから本気だとわかれば上手にあしらってくれると思ったわけです。
そんなことを話してるうちにタイムリミットがきて臨也さん購入期間終了。
三日経ったから俺は帝人君の言うことを聞く必要はないよね?って念を押してから臨也さんはすごくきれいな笑顔で「嫌」と帝人君に言います。
「だって興味深いじゃないか。これだけ傍にいたんだし、周囲の人間にも俺の人間性を説かれたことくらいあるだろ?その上で俺が好きだなんて奇特な人間なかなかいないよ?人間観察が趣味の俺としてはもっと観察していたいって思って当然じゃない?」
「奇特なのは自覚してますよ」
溜息をつきながら、いいからさっさと振ってくださいと言う帝人君にだから嫌だってと駄々をこねる臨也さん。
困ったなぁと思いながら、でもそういうところも好きだと思う自分の末期っぷりに頭が痛くなる帝人君に臨也さんが提案をします。
「ねぇ。今度は帝人君の三日間を俺にちょうだい?」
「は……? え、何でですか」
「いいから。一日いくらで売る?」
そういわれて考え込んでから臨也さんの十倍の値段を言うちゃかり帝人君。これなら臨也さんも買う気がうせるだろうと思ったのにあっさり「いいよ」って返されます。
「現金?口座振込みでいい?」
「本気ですか?」
本気本気ーと言いながらネットバンクに携帯でつなぐ臨也さん。帝人君の見てる目の前で三日分の帝人君代を帝人君の口座に振り込みます。
「さて、これで今日から三日間は俺の言うこと聞くんだよね?」
「……内臓を売ってこいとかはやめてくださいよ」
「言わないよそんなの」
眉間に皺を寄せつつも臨也さんが何を言うかはちょっと楽しみな帝人君。
ベッドの上でおいでおいで、と招き寄せられるままに近づいたら押し倒されて、目を白黒させてたらあくどい笑みを浮かべた臨也さんに「いろいろじっくり聞かせてよ。どれくらい俺が好きなのか。もしかしたらほだされるかもよ?」と言われてなんぞこの人ってぷりぷりしたらいいです。
帝人君にとって臨也さんが好きって気持ちは臨也さんよりも大事なものなので絶対にやだ、ってじたばたしたりあがいたりえろいことされたり。
どうしても帝人君にえろいことをするところに話をもっていこうとするこの根性……われながら褒めてあげていたくらいですね^ワ^すみません。
そんな感じのR18な臨帝話どこかに落ちてないですか。拾ったら至急私のところに持ってきてください。
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